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ニュースの焦点は「べつじょう」

テレビでニュースを見てた。チャンネルは "BSフジ"。河川敷で野球をやってたところに落雷があって高校生だったかが病院に運ばれたんだそうだ。
…が、命には『べつじょう』なく… って…来た来た言葉の "間違い" !
毎日のニュースは、一社会人として気にはなるが、わたしの場合、どうも、その焦点となるところがズレているようだ。
別にわざわざ間違い探しをしてるわけじゃないんだけど、職業柄かどうしても気になってしまうのが "言葉" だ。ちょっとイヤミにとられちゃうかもしれないけど、目に付いちゃうんだから仕方がない。
焦点の『べつじょう』、画面には、なんと『別条』と出てた。けど、これは間違いで、この場合の『べつじょう』は『別状』と書くのが正しい。
最近、この手の間違いはほんとに多くて、ニュースでこれだからテレビを見ててあきれてしまう。
日本語が、移りゆく時の流れとともに変化するのは、これ、ある種、仕方のないところがあって、それもまた文化なのだとわたしは思う。結婚披露宴で祝辞などを賜るときに司会者は、昔なら「賜りたいと存じます」とかって言ってたところを、最近では「〜と思います」と言う。最近のある司会者に、なぜかと理由をたずねれば、堅苦しいからだと返答されたからたまらない。がしかし、それも、時の流れたる由縁のものだとすれば納得がいく。長い年月を経て「ござりまするか」が「ありますか」に変化してきたように。
…そういえば「存じます」なんて、皇族方がたまにテレビでのたまってらっしゃるのを耳にするぐらいで、普段に使う言葉ではなくなってきてるように思うし。それも、媒酌人を立てずにレストランでウェディング、というふうに式や披露宴の形が変化してきていることを思えば頷ける話だ。
が、『別条』、これは違うだろう!
「べつじょうなく過ごす」というときなら、この『別条』で正解だと思うが、「命にべつじょうはない」ってときに使うのは『別状』ではないか。

ちなみに、わたしのケータイでは『別状』としか出ない。それくらい『別状』のほうが一般的というか、使う頻度は高いんじゃないかと思うのに、それをわざわざ『別条』とするとは・・・
よくありがちな、単なる変換ミスだと思うけど、ワイドショー系じゃなくて「ニュース」というなら、この類いの間違いは頼むから無くして欲しいものだ。

  大辞林より ※別条=変わった事柄。
         別状=普通とは変わっている状態。