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結納(ゆいのう)について

結納(ゆいのう)とは、結婚の確約の儀式。婚約式。両家が親類となって「結」びついたことを祝い、贈り物を「納」め合うということをいい、一般的には新郎家から、新婦家へ、お金と縁起物の品を納める。結納をすませたら「結婚をします」という約束を公に交わしたことになる。他の冠婚葬祭と同様に、地域によってその仕来りは様々。
現在では、格式張った結納を行わず、結婚式・結婚披露宴に先立って新郎新婦の両親や家族と共にする食事会などで、婚約の確認を済ませることも多い。また、仲人を立てないことも多い。



●結納の手順
結納は、地域によって多種多様であるものの、次のような手順で行われるのが正式であるとされている。

1.仲人が新郎家へ赴き、結納品を預かる。
2.仲人が結納品を新婦家へ持参し、手渡す。
3.新婦家で仲人をもてなす。
4.新婦家が仲人へ結納品の受書と結納返し(関東では新婦家からの結納品)を預ける。
5.仲人が新郎家へ結納品の受書と結納返しを持参し、手渡す。

略式には、

  • 仲人と新郎家がそろって新婦家へ赴き、結納品と結納返しの授受を行い、新婦家が饗応する。
  • 新郎家・新婦家・仲人が料亭やホテルなどに一同に会し、結納品と結納返しの授受を行い、会食する方法などがある。 



●結納金
結納金とは、結納の際に新郎家から新婦家へ贈られる金銭である。「御帯料」「小袖料」「帯地料」などと呼ばれる。一般に新郎の給料の2ないし3ヶ月分とされる。
新婦側は、結納金の1割から5割(関東では5割。関西では1割。)にあたる金品を、結納返しとして新郎側へ贈る。「御袴料」(おんはかまりょう)とも呼ばれる。



●結納品
結納品として用いられる物も地域によって多種多様である。結納品にはそれぞれめでたい意味づけがなされている。結納品は水引で豪華に飾られ、一式で数万円から数十万円がかけられる。おおまかに関東と関西でその内容が異なる。結納品の数は5品・7品・9品など奇数とされる。偶数は2で割れることから「別れる」ことに通じるため避けられる。

[関東]
関東では、新郎・新婦とも同格の結納品を用意し、互いに「取り交わす」ものとされる。結納品は一式ずつ一つの白木台に乗せられる。結納金の半額を結納返しとする。結納品自体は関西よりもシンプルな物である。

  • 目録(もくろく):結納品の品名と数量を記載。関東では目録を一品と数える。
  • 長熨斗(ながのし):のしアワビ。長寿をイメージ
  • 金包包(きんぽうづつみ):結納金・結納返しをいれる。結納金は「御帯料」、結納返しは「御袴料」とも。
  • 勝男武士(かつおぶし):鰹節。男性の力強さをイメージ
  • 寿留女(するめ):スルメ。末永く幸せを願うため
  • 子生婦(こんぶ):昆布。子孫繁栄を表す
  • 友白髪(ともしらが):白い麻糸。白髪になるまで夫婦仲良く
  • 末広(すえひろ):白い扇。末広がりの繁栄を願うため
  • 家内喜多留(やなぎだる):酒樽。家庭円満をイメージ

[関西]
関西では、結納品は新郎側から新婦側へ「納める」ものとされる。新郎側は、結納金の1割程度にあたる価格の結納品を用意する。結納品は一品ずつ白木の台に乗せられる。新婦側は新郎側へ、結納金の1割程度の額の金品を結納返しとして贈る。結納品は関東よりも豪華な物となる。家族書・親族書などが付されることもある。

  • 熨斗(のし):関東の「長熨斗」と同じ。
  • 末広(すえひろ) 関東の末広と同じ。
  • 小袖料(こそでりょう):結納金を入れる(京都では「帯地料」、神戸では「宝金」という)。
  • 結美和(ゆびわ):婚約指輪。
  • 高砂(たかさご):尉(じょう。老翁。)と姥(うば。老婆。)の人形。年老いるまで仲睦まじくという意味。
  • 寿留女(するめ):関東と同じ意味。
  • 子生婦(こんぶ):関東と同じ意味。
  • 松魚料(まつうおりょう):関東の「勝男武士」と同じ。
  • 柳樽料(やなぎだるりょう):関東の「家内喜多留」と同じ。

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