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ホンジュラス共和国のコーヒー

去年、いやおととしだったかに加藤珈琲店でやってた3袋セットの“お正月に飲みたい珈琲”のうちの1袋だった「ホンジュラス・ラ・グラナディアエステート 」、おいしいコーヒーだったんだけど、コーヒーの生産国で“ホンジュラス”ってちょっと聞かない国な気がして少し調べてみた。

この国は、1969年に隣国間で「人類史上最もバカバカしい戦争」と言われているらしい“サッカー戦争”なるものを引き起こしたことで有名だそうだからサッカーフリークにはよく知られた国なのかも。1998年のハリケーン災害では、人道援助のため、日本は、国際緊急援助隊として初めてとなる自衛隊の医療部隊を派遣し診察と防疫を行っている。以来、ホンジュラスは親日感情が比較的強い国だと言われるようになったと聞く。
観光地としては、コパン遺跡が有名で、中米のマヤ文明を代表するこの遺跡は、熱帯の高原地帯に栄え、静謐な風貌と穏やかな品位が感じられそうで、カリブ海に浮かぶバイア諸島は、ダイビングスポットとして人気の様子。特にロアタン島はマリン・アクティビティを完備した高級リゾートホテルが多く、日本人旅行者も年々増え続けているとのこと。
カリブ海沿岸はホンジュラスの他地域とはまるっきり異なる文化や生活がある点で興味深いエリアで、ジャングルで生活を続けるミスキートの先住民文化や、ラ・セイバのカーニバルなどで盛り上がるガリフナの黒人文化に触れることができるらしく、歴史的にも観光地としてもとても興味深い国だ。

中南米にある独立国のホンジュラス共和国、その民は、およそ全人口の7%が純粋な先住民とそれ以下の純粋なスペイン系及びその他のヨーロッパ系白人がいて、90%がメスティーソ(先住民とヨーロッパ系白人の混血)、先住民と黒人の混血の少数民族・ガリフナ族が約3%といわれている。
カリブ海でのダイビングなど、観光地としての光景とは打って変わって、国民の生活はというと、人口の約53%が小作農か農園における農業労働者で、その生活レベルは他業種に比べて低く、1993年には人口の40%が失業していて、68〜80%の人が最低生活線以下の暮らしをしている、ニカラグアと並び中米の最貧国であるという。

ホンジュラス共和国は、政治経済をアメリカ資本のバナナ産業に依存してきたため、バナナ共和国とも呼ばれているそうだけど、どこをみてもコーヒーの産地であるとはあまり出てない。けど、この国の付近にはコーヒーの産地としてよく聞くグァテマラやコスタリカなどがあって、わたし的にはコスタリカのコーヒーって好きだったりするし、そう考えると、地理的環境からもこの辺りのコーヒーはおいしいんだって改めて思う。
実際飲んでみて、ここのホンジュラスのコーヒーはほんとにおいしかった。酸味はほとんどなく、まろやかさの中に程よい苦味があって、つるりと喉を通っていく。もう一度飲みたいコーヒーの一つだ。

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