ワインdiary

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ワインの等級

産地によってその規定は様々だが、ワインには“等級”がある。
ラベルの後ろを見るとそのワインの産地等とともに等級が記載されていることがあるが、ワインをオーダーする時に、わたしの場合、「赤で」とか「ちょっと渋めで」とか「フルーティーな感じで」とかいう感じで自分の好みを言うことはあっても、等級まで気にしてたのむことはあまり無い。でも、ラベルに記載があるとどういう意味なのか気になって…調べてみることに。(ぶどうの品種はこちら

ポルトガルワインの等級

ポルトガルもスペイン同様、EC加盟に伴って、D.O.C.(原産地呼称統制地域)が制定されている。

  • D.O.C.
    原産地呼称統制ワイン(フランスのAOCと同様)。I.P.R.とも。
  • ヴィニョ・デ・メサ
    テ−ブルワインという意味の並級ワイン。原則として産地表示はないが、ヴィニョ・レジョルナルと呼ばれる産地表示が付いたいくつかの地域のワインも、このカテゴリ−の中に含まれる。

スペインワインの等級

スペインは、1970年ECへの加盟に伴って、全国的なD.O.(原産地呼称法。デノミナシオン・デ・オリヘン)が制定されている。

  • D.O.C.
    原産地呼称統制ワイン(フランスのA.O.C.と同様)で、リオハだけがD.O.より上位のD.O.C.(デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィカ−ダ)特選原産地呼称ワインとして、唯一、別格に扱われている。
  • D.O.
    原産地呼称統制ワイン(フランスのA.O.C.と同様)で、現在約40の指定地域があり、ビ−ノ・デ・ラ・ティエラからの昇格があって年々かわる。リオハだけはD.O.より上位のD.O.C.として別格に扱われている。
  • ビーノ・デ・メサ
    テ−ブルワインという意味の並級ワイン。フランスのヴァン・ドゥ・ペイ(地酒で、生産地限定)に相当する。

ドイツワインの等級

ドイツで生産されるワインも、ドイツワイン法に従って葡萄の熟成度により品質等級されている。

  • Q.m.P.
    糖度17.5度以上の葡萄から作られる最高格付けワイン。天然の糖分含有率に従い、以下の種類に分類される。
    • アイスヴァイン
      晩秋から初冬にかけて樹の上で自然に凍った葡萄の果粒を搾汁して原料としたもの。
    • トロッケンベーレンアウスレーゼ
      貴腐あるいは超完熟して干し葡萄状態の葡萄の果粒のみを収穫して原料としたもの。糖度約38度以上の貴腐葡萄から作られる。
    • ベーレンアウスレーゼ
      完熟した葡萄の果粒のみを収穫して原料としたもの。
    • アウスレーゼ
      充分に熟した果房を選んで収穫された葡萄が原料。
    • シュペトレーゼ
      通常より1〜2週間の遅摘みした葡萄が原料。
    • カビネット
      通常の時期に収穫した葡萄が原料。
  • Q.b.A
    特定栽培地産高級ワイン。発酵前に補糖を必要とするワイン。
  • Landwein
    若干の地方色を持った手軽なワイン。テーブルワイン。
  • Tafelwein
    食卓用の手軽なワイン。テーブルワイン。他のEC諸国のブレンドであることが多い。ドイツ産の葡萄のみで作られる場合、Landwein,Tafelweinを名乗ることができる。

イタリアワインの等級

フランス同様イタリアでも、ワインの地域性を守り高い品質を保持するためにワインの格付けは法制化されている。

  • C.O.C.G.
    統制保証原産地呼称ワイン。特に高品質として政府が保証した地域のワイン。瓶の首に政府の検査シールが貼られている。
  • D.O.C.
    統制原産地呼称ワイン。葡萄品種・栽培法・収穫量・醸造法・成熟期間・ワインの特性・表示法などについて適正がある。補糖禁止。フランスのA.O.C.に相当する。
  • I.G.T.
    原産地表示付テーブルワイン。85%以上の葡萄がその産地のものであること。フランスのヴァン・ド・ベイに相当する。
  • V.d.T.
    国内産テーブルワイン。法の規制に縛られることなく、より自由な発想と方法論でおいしいワインをつくろうという新しい生産者によって作られたものも多い。等級は下がるが、中には世界的にも高い評価を受ける銘柄もあり、「スーパーVdT」などと呼ばれている。

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