
犬には天気がわかるのかなぁ?
今日は朝から稲妻がピカッ!と一瞬光って、ゴロゴロいったかと思うと雨が降り出して…今はもう止んでるけど…こんな日は、ちびたは“外へ行こう”と、あまりせがまない。ダラダラと寝てるかと思えば、起き出して体をペロペロなめている。
なめるといえば、ちびたは、相手をしてほしい時などに、よく、鼻や口をなめて来る。これは愛犬とのスキンシップでもあるし、飼い犬の唾液を特に汚いとも思わないし、むかしから切り傷などは『なめときゃ治る』というぐらいだから、別段悪いものでもないんだろうと楽観視して特に気にもしてなかったんだけど、改めて調べてみると、犬の唾液については、“殺菌作用がある”という意見がある一方で、それとは逆に“雑菌だらけで良くない”という意見もあって、犬の唾液は、本当はいいものなのか悪いものなのか、何だかよけいにわからなくなってしまった。
*犬の唾液について
●犬の唾液phは弱アルカリ性
(青葉台犬猫病院>症状(病気について)>目と口より)
・加齢により唾液の性状が変化したり量が減少すると、歯垢・歯石が増える
・人の唾液よりアルカリ度が高いので歯垢がつきやすい(歯垢は唾液中の石灰分を吸収して歯石になり、歯肉炎や歯周炎等の歯周病に発展する)
●犬の唾液にはタンパク質消化酵素が含まれている
(ネイチャーズバラエティ>犬の体から見る食性より)
犬には人間の唾液に含まれている炭水化物を分解するデンプン消化酵素(アミラーゼ)が含まれていない代わりにタンパク質消化酵素であるエンザイムが含まれている。
・ヒト…デンプン消化酵素を含む=体が穀類(炭水化物)等を受け入れる体制
・イヌ…タンパク質消化酵素を含む=体が肉類(タンパク質)等を受け入れる体制
●人と犬の唾液に内因性に含まれたラクトぺルオキシダーゼから作られるチオシアン酸塩は抗菌作用がある
(証拠に基づいた獣医歯科学より)
・人と犬の唾液に内因性に含まれたラクトぺルオキシダーゼから作られるチオシアン酸塩は、抗菌作用があることが知られていて、このチオシアン酸塩は、グルコースオキシダーゼやラクトぺルオキシダーゼが配合された製品等の酵素が唾液中の水と酸素に反応して形成される
●ウイルスに感染した犬の唾液をなめると感染する犬の病気もある
(Dog's tea stalk>犬の病気についてより)
・散歩等であちこちなめた際に、ウイルス感染した唾液、糞、尿、感染食器、嘔吐物等をなめて感染する犬の病気もある
・狂犬病は、犬だけではなく感染した哺乳類(イヌ、ネコ、コウモリ、キツネ、ヒト等)にかまれた傷口からウイルスが侵入し、軟部組織で増殖し、神経を伝わって脳に移行し中枢神経症状があらわれ、脳から再び神経を伝い、唾液腺へ移行して唾液中にウイルスが排出されるようになる(狂犬病は予防接種を受けることによって感染を防ぐことができ、日本では1957年以降発生していない)
実際、本能で生きる動物たちは、受けた傷をなめて治そうとしているし、調べてみて、むかし、おバアがよく言ってた『なめときゃ治る』っていうのが、口から出任せや単なる言い伝えなどではなく、科学的に抗菌作用のあるものもあるんだと知って、その意味において、犬の唾液は“殺菌作用がある”いいものなんだと思った。ただ、外で散歩などをしていて、飼い主も気づかない間に、ウイルス感染した唾液や糞、尿、感染食器、嘔吐物等を飼い犬がなめてしまっていたとしたら、これは良ろしくない。その意味では、“雑菌だらけでよくない”ということになるとだろう。病気として人に感染するものは少ないけれど、何かと物騒な昨今にあって(公園に放置してあった青い粉のかかったご飯等を食べて犬や鳥などが死んでしまった事件などもあるぐらいなので)、愛犬を守るためにも、愛犬があちこちなめたり拾い食いしたりしないように気をつけてあげなきゃなぁと改めて思った。
